道院長年頭あいさつ
新年あけましておめでとうございます。とは、言っていられない事態が起こっています。
私たち日本人は昔から災害と隣り合わせで生きてきました。明日、私たちが住んでいる地域に大地震が起こってもおかしくは無いのです。
釈尊は「吸う息を吐くのを待たずして命は終わる」と言っています。命とは儚いものです。
一方、数億年前にこの地球上に生まれた生命の誕生から今に至るまでたまたま繋がれた命のバトンを受けて、私たちが生きていることはそれ自体がとても尊いことです。
明日はないかもしれない、しかし「有難い」命、今しか存在しません。
この貴重な今を今年も精一杯頑張って生きていきましょう。
能登半島地震災害 募金活動
新春法会が終わってから、参加できる人たちが近鉄富田駅で能登半島地震災害義援金の募金活動を行いました。
比較的に暖かい日とはいえ風が吹いて寒い中でしたが、現地はもっと寒いだろうと思うとなんともやりきれない気持ちでいっぱいにです。
たくさんの方に募金をしていただき、ありがとうございました。
いただいたお金は全て石川県赤十字に義援金として送らせていただきます。
新春法会
本日、新春法会を開きました。
厳かに式を行った後は、みんなでお餅つき♪
つきたてのお餅をみんなで頬張って、豚汁も賑やかにいただきました。
会場に能登半島地震災害義援金の募金箱を置いて義援金を集めました。
達磨祭を行いました
昨日は少し遅くなりましたが、達磨祭を挙行しました。
祖師達磨は古代インドから拳技を中国に伝えたとされています。
僧階授与式を執り行いました
僧階は「任少導師」と書いてあります。何を「任せる」んだ?
私たちが修行する目的の全ては開祖の願いから始まっています。
もうすぐ終戦記念日、開祖が言う敗戦記念日です。
戦後間もない時の日本人の惨状を見た開祖が、「このままではいけない」と思ったところからスタートしています。
「半ばは他人のため、半ばは自らのため」
お互いを思いやる事ができる理想境を作ろとするのが私たちが修行する目的です。
導師は「導く」「師」と書きます。
人を理想境に導くことを任されたのです。