道院案内
Shorinji Kempo

津中央道院のご案内

自然に囲まれた道院で、感謝の心を大切に日々の修行を

 津中央道院の前身は、三重道院である。北岡隆弘氏(故人)によって開設された三重県で最初の道院である。

 北岡道院長は、神戸中央道院で開祖の直弟子森道基氏(故人)の指導を受け、未開拓の地、三重県に単身やって来たのであった。
 北岡氏によると、道院開設候補地として滋賀県、北陸地方などいくつかを考えたそうであるが、最終的に三重県に決定した。開祖は、公害の町四日市のことをよくご存じで、「どうしてそんな空気の悪いところへ行くのか」と言われたそうである。
 北岡氏は開祖の了解を得るため、県庁所在地津市に三重道院を開設したのであった。

 その後、三重道院は津中央道院に、四日市に四日市道院が、松阪に津中央道院の分道場ができ、三重県に少林寺拳法が拡大していった。

 津中央道院も近年の機構改革に伴い、35年以上借用した津市体育館を出て、現在地(津市安濃町)に専用道場を設立し、現在に至っている。

専有道場

津中央道院の専有道場には金剛禅総本山少林寺のご本尊である達磨大師像が奉られてあり、津中央道院の活動の拠点となります。

具体的な修練日、修練場所については下記の「修練日と場所について」をご覧下さい。

住所三重県津市
道院長大河内 智(少法師 正範士 七段)
お問い合わせは/TEL 059-268-1744
メールでのお問い合わせはこちら

施設の特徴と所属拳士の構成について

対象 ・一般 (中学生以上)
・少年部 (小学生。未就学のお子様はお問い合わせ下さい)
性別問いません
経験問いません。初めての方も、他のスポーツ経験者の方も大歓迎。
施設特徴
  • 冷暖房完備
  • 近くに駐車場/駐輪場あり
  • 市街地にあります

修練日と場所について

【月曜日】 専有道場
住所〒514-2307 三重県津市安濃町浄土寺406-4
交通三重交通バス 浄土寺バス停から徒歩5分
修練時間 少年部 19:00~20:30
一 般 19:00~21:30
地図
【水曜日】 専有道場
住所〒514-2307 三重県津市安濃町浄土寺406-4
交通三重交通 浄土寺バス停から徒歩0分
修練時間 少年部 19:00~20:30
一 般 19:00~21:30
地図
【金曜日】 専有道場
住所〒514-2307 三重県津市安濃町浄土寺406-4
交通三重交通バス 浄土寺バス停から徒歩5分
修練時間 少年部 19:00~20:30
一 般 19:00~21:30
地図

津中央道院の沿革

道院沿革

設立年度(西暦)1967年

沿革/役職履歴など

・1967年(昭和42年)
 北岡隆弘氏、津市に三重道院設立。その後、津中央道院に名称変更。第1期生は218期である。当 時は科目表もなく、道院長のガリ版刷りのものであった。当初は、道場の場所の確保に苦心され、津新町の空手道場を借りていた。現道院長の私(大河内)も、そこで入門式を受けた。入門式の後、昇級試験なども、すべて北岡道院長が実施されていた。

・1980年10月
 大河内 智に道院長交代。
 北岡道院長時代からの津市体育館週2回、結城神社結武館週1回で、週3回の修練体制を継続。師は、自らの生きる指針であった開祖の遷化を機に、少林寺拳法から身を引かれた。以後、大河内が道院長を引き継ぎ約40年、団体の名称も、礼拝施設の設置を条件に、道院・支部道場と幾多の変遷を経て、今時の機構改革となった。

・2014年4月
 津中央道院を、津市安濃町浄土寺406-4に移設。月・金曜日は道院、水曜日は結城神社結武館で、週3回の修練体制を堅持。
 拳士の参座状況を見ていると、週3回の参座は厳しいようでもあるが、本来の週3回の修練を愚直に堅持している。
 道院移設を機に、開祖と師匠の写真掲示、フロアマット整備、冷暖房完備、儀式行事の充実等に努めている。

津中央道院 道院長のご紹介

道院長(指導者)について

各地の道院では、金剛禅総本山少林寺によって指導者として正式に認められた道院長が、責任を持って道院運営・門信徒育成を行っています。
 金剛禅宗門は教えを現代社会に生かすための道であるため、道院長は本職を別に定めたうえで、社会との関わりを持ちながら「自己と他人の成長、そして金剛禅を縁とした人間関係」を最大の喜びとして無償で指導に当たっています。

道院長紹介

道院長 大河内 智
少法師 正範士 七段
  師匠 北岡隆弘氏は法話の中で、少林寺拳法を最優先にするため、開祖の生き様をそのまま実践してきたと語られている。
 また、本山で開祖に面会した時のことを、「この人はちょっと違う。この人について行こうと思った。」とも語られている。

 このように、自分の師匠から開祖のすごさを聞いていた私は、その後、何度も本山に行き、開祖の薫陶を受けるようになると、いよいよ、少林寺拳法にのめり込むことになった。

 開祖に会うため、月1回の本部の武専にも出かけた。開祖の法話が延々続き、帰宅するのが午前3~4時ということもあった。2~3時間の睡眠時間で仕事に出かけていった。モチベーションがいかに大切か、自分でしっかり体験した。三重県に少林寺拳法の種を蒔いた師匠の後を追うべく、必死で修行に励んだ結果だった。

 三重大学の監督も引き継ぎ、いよいよ多忙となり、自分の生きる道と定めた。職業としての仕事よりも、少林寺拳法の指導者の道を歩むことになった。爾来40年近くになるが、開祖の原点を後輩に正しく伝えていくことが、私に残された使命と考え、漸々修学の道を今も歩んでいる。

 最後に、「道院長として、この道一筋約40年、身についた技と教えは私そのものである。」

拳士としての心得に、「永続して行うこと」とある。
これからも心して励みたい。