本田技研鈴鹿支部(実業団)支部長時代に、少林寺拳法に生きがいを感じ、地域社会に少林寺拳法を広めようと、道院設立を決意しました。
当時、少林寺拳法は、地域では知られていなかつたので、修練場所を確保するのに苦労したものです。
怪我をするために、少林寺拳法を修練しているわけではないので、とにかくまず怪我をさせないよう注意をはらっている。
年齢差、体力差、経験差を、常に頭に入れて指導している。
特に、競技のための技の修練ではなく、宗門の行としての修練である事を指導する上で心がけている。
道場に一歩足を踏み入れると、何かホッとする、道場が心のよりどころとなるような道院でありたい。
また、人間は会うべき人には必ず会える。一瞬遅すぎもせず、早すぎもせず。
よき同志とともに学び、よき同志とともに少林寺拳法の修練に励み、よき同志とともに歩いていく。
礼儀、礼節を重んじ、厳しくも、人情の熱い道院でありたい。
そして、道院長を目指す拳士を、一人でも多く育てたい。
拳歴が長く、高段者が多いです。また、高齢者(79歳から50歳ぐらいまで)が拳士の大半を占めています。
礼儀、礼節を重んじる道院ですので、拳士は、皆礼儀正しく、紳士です。
拳士と拳士、道院長と拳士の、コミュニケーションをとる事を大切にし、それが実行されている道院です。
特に、怪我をしないよう、お互いに思いやりをもって、修練に励んでいます。
人生の折り返し地点を過ぎてから始めたので、精神的に継続できるか不安でした。
道場に繰り返し通っているうちに、少しずつ上達していったので、少林寺拳法に対する興味がますます深くなりました。
また、先輩方が声をかけてくださったので、すぐに馴染むこともできたし、礼儀をわきまえた親切な方ばかりで、安心して修練に集中できる、とても良い道院だと思います。