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Shorinji Kempo

少林寺拳法が目指す人間像

「自分を信じることができる人」について、イソップ童話「賢いカラス」を例えにして話しました。これは少年部7級の宿題のテーマになっていますが、私たちのように指導する立場になっても、考えれば考えるほど、その意味の深さに気づかされます。「7級だけど、全員にとても関係するよ」と前もって伝えました。

 今後はその他の「自分の考えをはっきり言えて行動できる人」「他人の幸せを考えて行動できる人」「正義感と勇気と慈悲心を持って行動できる人」「みんなとともに理解し協力し合う生き方ができる人」にも時間をかけて話して行く予定です。

こんな話をしました(2/24)

「いなかの ねずみと とかいの ねずみ」(イソップ寓話)

子どもたちに「ネズミの気持ちになって、田舎と都会どっちが好き?」と聞いてみると都会と答えた人はいませんでした。この物語はきっと「好みは人それぞれ」を言わんとしているのだと思います。私が思い浮かんだのはこの他に中庸(≒中道)、「聞くだけではなく体験してこそ、本当に理解できる」「自分で判断することの大切さ」などです。

 過去にこの話を知った時はそこまで感じることはなかったのですが、この年齢になって改めていくつかの気付きがありました。少年拳士がどこまで理解してくれたかは不明ですが、いつか思い出してくれる日が来ることを願っています。

入門式及び新春法会(1月20日)

 入門式ではスポーツクラブからの転籍者2名(親子)と4歳の幼児が新たに仲間に加わりました。

 入門式を行う毎に私自身の入門当初のことが思い出され、その時の嬉しい気持ちを法話の中でお伝えしました。私が当初に聞いた拳禅一如の解釈と現在の解釈の違いを簡単に説明しました。この日の思い出として、心の片隅に残しておいてもらえるととても嬉しいです。

 新春法会では、門信徒代表者の挨拶で「2023年の漢字一文字・・・”税”」について触れられました。法話の中でこれを小学生にも理解できるように「税金って何?」「年々増加する防衛費って何が問題なの?」についてなるべく噛み砕いて説明しました。大人も子どもも少しでも社会に目を向けるきっかけになれば、幸いです。

お楽しみ会

 コロナ禍の影響により自粛してきた年末のお楽しみ会を、今回からいよいよ再開となりました。ジュースやお菓子をつまみながらのビンゴゲームを行い、拳士はもちろん、そのご家族も参加いただき楽しいひと時を過ごすことができました。

 来週の水曜日でいよいよ今年の稽古納めになります。来年も元気に楽しく、学びと気付きの多い修練にしていきたいものです。

一足早い大掃除

 11月18日、年末の大掃除を参加者全員で行いました。普段行わないような、蛍光灯や網戸から始まり、最後はマットを上げての拭き掃除。見学のご家族も一緒にしていただいたおかげで、とても綺麗になりました。

常に掃除を行なっているところですら、必ず汚れていきます。ましてや、普段手の届かないところの汚れはひどいもので、雑巾が真っ黒になってしまいました。

「塵を払い、垢を除かん」と口にしながら、毎日掃除を続け、「汚れていくことは、人の心と同じである」との気づきから悟りを開いたとされる周梨槃特を思い出しました。次回の法話では、周梨槃特について行い、掃除の奥深さを皆さんと一緒に考えていきたいと思います。

達磨祭

107日、達磨祭を行いました。

法話では新入門の小学生にも理解しやすいように、テレビを使ってイラストや写真を提示しました。

釈尊の正しい教えを伝えようとインドから中国にやってきた達磨大師。

達磨大師の伝えた教えと修行を私たちに伝えるために少林寺拳法を創始した開祖。

まずこの一連の繋がりを説明しました。

 

さらに達磨大師といえば「七転び八起き」「不撓不屈」。これらの言葉の意味を簡単に説明しました。最後に、これからも「拳禅一如」の修行に精進することをみんなで誓いました。

マリーゴールド

いただいたマリーゴールドの種を皆さんに配布しました。

 種蒔きの時期は3月が良いとされていますが「明日蒔いたらどうなる?」→「芽が出る。でも花は咲かないだろう。」 「それは何故?」というところから話を始めました。さらに私自身が数年前に庭で育てた際、害虫に葉を食べられて苦労した事。そして今年は害虫の駆除と栄養エキスを与えて立派に育てた事を話す中で、自然界の不思議な力へと話をつなげていきました。

 「この不思議な力をなんという?」という問いに「ダーマ」と答えてくれた白帯の小学1年生の子。ヒントを与えたものの予想よりも早く出た正答に、私自身元気をもらえた気分です。一言ではとても表現しきれないダーマ。今後とも「こんなところにも感じられる」と、広く見つけていきたいものです。

小中学生に、分けてもらいました。

テレビ画面の活用

 スマートフォンの中に作成した動画や画像を使って法話を行いました。内容はフンコロガシという昆虫の生態を紹介しながら、”不思議な力、ダーマ”や”私たちの生き方について”話をしました。口頭だけの話だと、こちらの思いをダイレクトに伝えることが難しいのですが、テレビ画面に提示することで、イメージがしやすく、最後まで集中して聞いてくれました。

 昨日は8月に入って2回目の実施でした。今後も少しずつ工夫を加えながら法話を行い、子どもたちが自分の思いを自然と出し合える、そんな時間にしていきたいと考えています。

 

少林寺拳法 健康プログラム開始

今月2日、春日部道院長とともに、受講した研修会の内容を早速日々の修練に取り入れてみました。

当初はBGMのみでスタート(歌の歌詞が入るとリズムがとりにくくなってしまう為)し、慣れてきた頃には、新入門の小学生のリクエストにより、YOASOB I「もう少しだけ」を取り入れてみました。

自然と口ずさみ、表情が一気に緩み始め良い雰囲気になりました。前に立つ私は、リズムを取るために必死になり、表情が険しくなったのが、自分でもわかりました(笑)

今ではすっかりリラックスして動くことができるようになりました。

重心移動を滑らかに、関節を伸ばすように意識できつつあります。

入門式を行いました。

6月23日、3名の新入門者を迎えることができました。小学生の兄妹と社会人の方です。

 今回、参与道院長として初めての入門式となりました。自分が入門した30年以上前のことを思い出すと、なんとも嬉しい気持ちになりました。入門当時の思い出話を交えながら法話をさせて頂きました。

 本日の熱い気持ちを持ち続け、修行に励んで下さい!