アフリカの田んぼから学ぶ

 毎年、5月に田植え、9月に稲刈りをするのが恒例の行事となっています。アフリカの田んぼは三重県鈴鹿市にあります。この1年間にたった2回の学ぶチャンスに集います。何を学ぶのかは次の通りです。①5月の田植えは、裸足になりドロドロになりながら手で植えます。そうなんです、あのドロドロの田んぼに入り、1度入ると必ずゴールまで到達しないと終わりません。それに安定していないから気を抜くと「しりもちついてお尻から下が泥だらけ」になります。体幹強化の確認ができますね。②田植えが終わると8月までは定期的に草取り作業があります。無農薬で育てているので、「育つよ育つ、雑草たちが」。数年前には雑草に稲が負けてしまい全滅し、田植えをやり直しました。ん?そう手植えで。雑草が増えると収穫できるお米も少なくなります。そうならないためにも除草は大切なことで、手で取り除きます。大~変な時間。ここで登場するのが、「水田中耕除草機」手で除草するより断然楽ですが、ドロドロの田んぼを隅々まで歩き回りますから、足腰がふらふらになるまで鍛えられます。③9月になりやっと稲刈りです。お気づきですね、「稲刈り用の鎌を手に持って、大切に刈り取り、束にまとめていきます。」この作業ではもれなく腰が鍛えられます。だいたい「アフリカの田んぼ」とは、何なのか。作業はすべて人の手で大切に行い、無農薬で育てあげ、心をこめて刈り取ったお米を、アフリカのマリ共和国の飢餓に苦しんでいる人たちに送る。あたたかい行動です。同時にお米に対する思いや農家のみなさんに対する尊敬と感謝の気持ちが生まれます。私たちの口には入らないけど、それ以上の満腹感に満たされます。

いいね!>> いいね! 3人