やる気に満ちた拳士たち

遅刻しました。反省。

三重いなべ道院では、毎週月曜日は参与道院長である私が指導する日になっています。

ところが、仕事とはいえ、本日少年部の修練開始時刻に間に合いませんでした。

道場内で何かあった時に道院長が不在ではいけません。代表道院長に待機してもらっていては参与道院長制度を導入した意味がありません。本格的に私自身の働き方改革の実行が必要です。

さて、20分ほど遅れたのですが、道場に入ると子供達が「先生、鎮魂行やっておきました!」「私が打棒しました」「準備運動は私」「基本は俺」と次々と報告してくれました。

どうやら、本日最上級生のソウスケがリーダーとなって進めてくれていたようです。

素晴らしいですね。リーダーとなってみんなを引っ張り、それぞれに積極的に役割を果たし、自分たちで考えて実行できるということがいつの間にかできるようになっていました。

今まで何度もやってきた鎮魂行。

見て覚えて、聞いて覚えて、

「とりあえず自分たちでやってみよう」→「やってみた」→「できた!」

愚直に繰り返すことによって教化育成することの成果を見た気がします。

子供達の成長を実感した日でした。

ですが、少年部に指導者不在はいけません。反省しておりますm(_ _)m

あまり時間はなかったのですが、子供達が大好きなミット蹴りを練習しました。

今日は形にこだわらず、思いっきり蹴らせてみました。

こういうのが好きなのは大人も子供も変わりませんね。

君たちは幹部だ

少年部に引き続いて、後半は一般部の練習です。

学校によっては中間テストもあるなか、高校生1名、中学生5名、小学6年生1名が修練に参加しました。

修練の前半に少し話をしました。

「君たちは幹部だ」

「今までは、先生と呼ばれる人たちの先導で、与えられたメニューでしか練習をしてこなかったが」

「君たちにも、『こういう練習がしたい』『もっと演武がしたい』『乱取りがしたい』『もっと技を覚えたい』というのがあるだろう?」

「そういう希望を言ってもいいんだぞ」

「みんなで練習メニューを考えたり、合宿するとか、みんなでカラオケに行くとか、今までになかった新しいいなべ道院の行事を考えてもいいんだぞ」(「飲み会はアカン」といいました)

「実現するかどうか、みんなが納得するかどうかはみんなで話し合えばいいんだ」

「他の曜日ではどうなるか知らんが、少なくとも月曜日はなんでも言っていい」

「三重いなべ道院を盛り上げていかないとオワコンだぞ」

「どうせやるなら、やりたいことをやって盛り上げたいじゃないか」

「そういう意味で、君たちはいなべ道院の幹部なんだ」「非公式だけど」

おおよそこんな内容です。

私は中学、高校、大学とクラブ活動に熱心でしたが指導者に恵まれませんでした。

おかげで、部活動の運営は自分たちでやってきましたし、そのときのよき経験と記憶が今の私を形成していると言っても過言ではありません。

彼らには、このいなべ道院で、「少林寺拳法を修練してきました」という以上の経験をしてほしいと思います。

目的・目標を持って全集中!

さて肝心の修練ですが、それぞれが目的と目標を持って頑張っています。

カスガとシリュウは選考会に向けて単演の練習。

ソウスケとアラタは昇段審査に向けて猛練習。

ユウヤとトウマは2級の技(切返抜と切小手)を練習しました。

最近、目を見張るほどに成長を感じるのがユウヤとトウマです。

「この技を身につけよう!」「ものにしたい!」という熱心さがものすごく伝わってきます。

実演しながら説明していると、ものすごく近づいて見てきます。となりで真似をしながら説明を聞いています。

今日はハルキも二人の練習に付き合ってくれました。

3人で手を取り合いながら「ああでもない、こうでもない・・・」

私が切小手をかけてやると「痛い、痛い、痛い・・・」といいながら、また3人で「ああでもない、こうでもない」

私も彼らの手首を握ってやって、導いてあげます。すると今度は私が「痛い、痛い、痛い・・・」

また3人で「今のはこうやった」「そうか!こうするのか!」「よし!やった!」

年齢も学年も違う3人が手首を掴み合いながら技を掛けたり、掛けられたり。

以前なら「痛いでもうエエわ」となっていたのが、最近では技の習得にものすごく積極的です。(忘れず写真撮ればよかった)

彼らのニーズは、こういう雰囲気の修練にあるのではないかと感じております。

カスガとシリュウも、ソウスケとアラタも学業との両立が気になるはずなのに頑張っています。

三重いなべ道院一般部!人数は少ないですが、盛り上がってきております!

人数をどうやって増やすかは、また今度みんなで考えようゼ!

 

 

 

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