第115回特別講座「少林寺学び工房」小倉裕司講演会

令和5年5月3日(水)第115回特別講座「少林寺学び工房」を開催しました。

ゲストは「ヒトとヒト、ヒトとモノをつなぐ おわせマルシェ」のオーナー 小倉裕司君です。

なぜ、おわせマルシェを始めたのか。

おわせマルシェで何をしたいのか。

これからやりたいことは何か。

の3つを軸に話をしてもらいました。

 

尾鷲を出て他県に行き、尾鷲の美味しい魚や自然を紹介するうちに尾鷲の良さに気がついた。

他県にいたとき、金はたくさん稼いだしずいぶん高価なものも買った。

何かを買うたび、何かむなしくなることに気がついていた。

お金は道具、道具であるお金に振り回されたらいけない。

あの頃は振り回されていたと思う。

 

尾鷲には世界的な画家が住んでいる。

都会に暮らしをやめて、尾鷲に住んでしまった。

東大の大学院を卒業した人が尾鷲市に住んでいる。

尾鷲に縁もゆかりもない人が喫茶店を出して頑張っている。

他県から尾鷲に移り住んで、この町を元気にしようと頑張っている人がいる。

自分に何ができるのか、何をしたいのか考えた。

 

尾鷲の町を盛り上げたい。

東紀州を盛り上げたい。

町を盛り上げる時には3つのものが必要である。

「人」と「知識」と「場所」

人と知識はあっても、場所がない。

だから場所を作った。

人と人をつなぐための場所。

 

(質疑応答)

「地域を盛り上げるにはどうしたらいいですか?」

話をすること、夢を語ること

夢や理念をたくさんの人に語ることだと思う。

理念とはゴール。

その組織のゴール。

理念の共有が大事。

 

「壁にぶつかった時にはどうしますか?」

一度は全力で逃げる。

そして他の誰かの助けを借りてもう一度ぶつかれば、なんなく乗り越えられた。

 

「好きな食べ物は何ですか?」

カレー。

DIYでおわせマルシェを作っている頃、夜遅くにカレーを作ってくれた。

このカレーがうまかった。

これが今のメニューの「チキンバターカレー」になった。

本当に美味しいので是非食べてほしい。

 

裕司君は今真っすぐに生きています。

若い人にはこの真っすぐなエネルギーが何より必要です。

次々に現れる壁に、裕司君の道は途切れそうになりましたが、多くの方のつながりや助言、尽力に支えられて裕司君の道はつながりました。

良き縁に恵まれておわせマルシェは誕生しました。

皆さん、東紀州にお越しの際は是非おわせマルシェにお立ち寄りください。

 

講演の後、少林寺拳法の演武を披露しました。

稽古不足で失敗多かったのですが、その分リアルに迫力が出たかもしれません。(笑)  

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