7月24日月曜日、子ども達が帰った後は中高生中心の練習です。
日々の取り組みが大きな差となる
鎮魂行の後は4分間のHIITトレーニングです。
ここでそれぞれの取り組み方に違いが発生しています。
- 自分に何が足りないか、何が必要かを考えて、自分なりに一生懸命取り組もうとする者。
- やりたくないから全くやろうとしない者。
- 先生がやると言っているから何となくやっている者。
当然ながら、あっという間に差がついてくるのは明らかです。
でも私からは「やれ」とは言いません。
自ら取り組めば、「願って得られるものは大きい」「得るためにかかる時間はたいしてかからない」とは以前から伝えてありますので、何度も言いません。
中学(高校)生活残り2年(1年生の場合)
HIITトレーニングのあと、いつものことですが、休憩がてら話をしました。
学校の部活動、桑員大会の結果を聞いてみました。
残念ながら夏が終わった3年生もいれば、優勝しちゃってこれから県大会という子もいました。
そして1年生の場合、中学校に入学してまだわずか4ヶ月ですが、部活動に限って言えば中学生活は残り2年しかないという話をしました。
2年後の今頃は3年生になって部活動引退ですからね。
少林寺拳法についても同様です。
全中大会、インターハイの三重県選考会は年に何度も開催してくれません。チャンスは残り2回です。
1日は24時間、1年は365日。誰もが知っている当たり前の事実ですが、目的・目標があるのであれば、如何に練習時間を工面し練習に費やすかが課題なのです。
「今は雲の上かもしれない人たちに、追いつき追い越すこともできるに違いない!」
「だからみんなで頑張ろう!」
「そこに時間を費やす価値があるんだ!」
というような話を私の実体験も踏まえて話しました。(一部、馬耳東風の者もおりましたが)
「いざというとき殴れるか?」問題
今日の修練は今までやったことのないようなことをやらせました。
私が
- 少林寺拳法特製フェイスガード
- 少林寺拳法特製ボディプロテクター
- 少林寺拳法特製金的ガード
という防具フルセットを装着し、私を相手に柔法をやらせました。
まずは龍王拳第1系の相対(防御なし)です。
- 鈎手からの目打ち→「ペチン」
- 小手抜からの裏拳→「ポコン」
- 横移動からの中段逆突→「トン」
- 上段逆突き→当てられず
- 中段廻し蹴り→足の甲で蹴る
「思いっきり当ててもいいよ」「最後、上段の廻し蹴りでもいいよ」と言ってあげているのにできません。
上膊抜(両手)。鈎手からの金的蹴りができるかどうかが問題なのですが、やはりできません。
良くて寸止め、人によっては膝頭に蹴りを当てることしかできません。
「少林寺拳法は武道です」「護身術です」と大見得きったところでこれではいけませんね。
これにいち早く気づいたAYANEとHARUKI、自ら願い出て何度も練習をしていました。
当身とは一体どういうものなのか? 本当に当てるというのはどのようなものなのか? 残心とは?
せっかく開発された「いい防具」があるのですから、これを活用しない手はありません。
真に迫る突き蹴りができるようになれば、演武に活きること間違いありませんよね。
さすがにバテた
最後、みんなを整列させて今日の修練を講評しようとしたのですが、さすがにバテました。突然めまいがしてフラつきそうになりました。防具のおかげで「水分取らずに汗かきまくり」でしたからね。
私の異変に気付いたHIKARIが、首を振っている扇風機をこちらに向けてくれました。
感心しました。HIKARIもいつの間にかこういう気づきと行動ができるようになっていたのですね。
でもこの修練、しばらくやってみたいと思います。
みんな、ガンガン殴れるようになれるかな?