門信徒代表挨拶

四日市富田道院の新春法会にあたり、門徒を代表してご挨拶を申し上げます。

本日、お集りの皆様におかれましては、すがすがしく新年をお迎えになられたことと、慶びを申し上げます。

昨年中は、今までどおりの金剛禅の行事や大会などを無事に開催することができました。

四日市富田道院からもインターハイ、全国中学生大会、三重県大会へ挑戦することができ、多くの素晴らしい経験をみんなで共有できたことに、まずもって感謝を申し上げます。

また、数多くの縁に恵まれ、たくさんの仲間を迎えることができましたことも嬉しく存じます。

さて、最近の国内外のニュースでは、国と国による諍い、自然災害、社会問題など、私たちの心に深い影響を与える出来事が多く報じられています。

こうした現実を直視することは難しいですが、理解を深め、支援の手を差し伸べていかなければなりません。

私は、

「半ばは自己の幸せを半ばは他人(ひと)の幸せを」

という開祖宗道臣先生の教えのように、自分の都合だけでなく相手を慮る気持ちと行動こそが、混沌とした社会のなかでこれから生きていくために必要であると考えます。

そして、相手を認めるためには、まず、自分自身が今、ここに、その瞬間生きているという奇跡に感謝し、自分という存在を無条件に認めていくことが大切です。

今年一年、自分の可能性を信じ、挑戦を恐れず、失敗に挫けず、成功を驕らず、その過程の中で仲間とも助け合い、笑い合い、安心して成長できる道院にしていくことを誓い合います。

結びにあたり、本日お集まりの皆様の益々のご健勝を心からお祈りいたしまして、門信徒代表の挨拶とさせていただきます。

2025年1月11日

四日市富田道院 門信徒代表

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