昨日は本山から道院取材に来ていただきました。
四日市富田道院がひとつの先進事例となるとのことですが、どんな仕上がりになるかとても楽しみです。
修練風景
Shorinji Kempo
本山から取材に来ました
修練を再開しました



努力は容易に人を裏切る
「努力は裏切らない」なんて嘘っぱちだぞ。
「勝ち」「負け」なんて「結果」だけを基準にしているなら「努力は容易に人を裏切る」。
勝負なんて時の運だからだ。
ただな、「努力しないと報われない」。
報われる人間は必ず努力をしている。
それはな「報われる」ってことが「結果」どうこうじゃないんだ。
努力する過程、一所懸命に頑張る過程自体が報われる、「幸せ」をくれるからだ。
これは本当だぞ、私が何度もそんな経験をしているからね。
だからな、結果に一喜一憂なんてせずに、今を一所懸命に生きよう。
その生き方が幸せなんだよ。
人は見た目で判断する
人は見た目で判断する
(えー、だって見た目で判断しちゃダメって言うよ〜)
じゃぁみんなに訊くぞ。
道に迷った時、ニコニコとしている人と、しかめっ面の人、どっちに尋ねる?
そりゃ、ニコニコしている人だよなぁ。
やっぱり最初は、入口は見た目なんだよ。
だから、結手構で立っている時にビシッと一本線が通ったように立て。
フニャフニャとしただらしない立ち方だと、だらしなく見られる。
なにも1時間も2時間も立っていろとは言わんのだから。
拳士が守るべき約束に「正しい服装」「正しい態度」ってあるよな。
あれはなにも道院の中だけじゃない。社会に出た時に大事なことなんだ。
道院はな、どれだけ失敗してもいい場所なんだ。
ここで失敗して、学んで、社会に出た時にちゃんとできればいい。
だから、どんどん失敗していけ。
少林寺拳法の有段者とは?
「俺は少林寺拳法の黒帯だ、四段だ、五段だ!偉いだろ?凄いだろ?」
なんてバカな事を言うなよ。
こんなもの(黒帯)なんて、一歩社会に出たらなんの役にも立たないぞ。
むしろ「少林寺拳法の有段者のクセにこんなもんか!?」ってバカにされる。
黒帯だから偉い、じゃない、反対だ。
黒帯だからこそ他の人よりちゃんとしていないといけない。
少林寺拳法の技法はもちろんの事、姿勢、立ち振る舞い、言動、礼儀、日常生活において「さすが少林寺拳法の黒帯(有段者)」って一般の人に言われる様でなければならない。
例えば
「今日起きたこの事件についてどう思いますか?」
「今の国際情勢をどうみていますか?」
って聞かれたときに
「えーっと…」
では少林寺拳法の黒帯(有段者)としては困るんだ。
ちゃんと自分の意見を言えるようでないといけない。
他にも金剛禅の僧階を持っている者は
「国際情勢と宗教についてどう思うか?」
「イスラムとキリスト教の関係について」
「現代日本仏教の問題点について」
というのもちゃんと言えないといけない、ほかの宗派の人と論議ができないといけない。
ちゃんと学校の勉強もして「脳みそ筋肉」なんて揶揄されないようにしろよ。
修練を中断します。
新型コロナウイルス感染症拡大のため、しばらく修練を中断します。
残念ですが、子どもたちの命を守るための判断です。
再開は三重県まんえん防止措置終了を目途とします。
多様性を学ぶ

稽古始め
1月7日は2022年最初の修練でした。
新入門も入って、少年部で鎮魂行(自らの魂を鎮める)。
ストーブがついているとはいえ、コロナ対策で換気をしているので寒い修練場所で、静かに座禅を組んでこころを鎮めます。
どんな一年でしたか?

稽古納
昨日(27日)は稽古納。
拳士ひとりひとりに10本ずつ気合いを入れて(数を数えて)もらい、除夜の鐘ならぬ除夜の突きを行いました。
対面している道院長にとって、気合を入れる拳士ひとりひとりと、この年を思い起こしながらの締めくくりです。
今年の修練はこれで終わりです。
年明けは1月7日から再開です。