道院長のつぶやき
Shorinji Kempo

◇このコンテンツは少林寺拳法グループ関連団体についてのコンテンツです

人に教えるということ

人に教えるってことは、自分の技術を「理解」して「分解」して、わかりやすく「再構築」することだ。


だから、人を教えるってことは自分の技術を深めるってことなんだよ。

道院の中だけが修行ではありません

今日はアフリカのマリ共和国に送るお米を作る「アフリカの田んぼ」で田植えでした。

県内はもちろん愛知県の道院からもたくさん参加されて楽しく田植えができました。

田植えの後のご褒美は柏饅頭♪

疲れた身体に甘いものは格別です。

四日市富田道院からは2人の参加でした。

修行は道院の中だけでやるものではありません。

拳をどれだけ鍛えても、それだけではただの自己満足で、世の中は何も変わりません。

道院の外に飛び出て実践して初めて意味が出てきます。

道院長年頭あいさつ

新年あけましておめでとうございます。とは、言っていられない事態が起こっています。
私たち日本人は昔から災害と隣り合わせで生きてきました。明日、私たちが住んでいる地域に大地震が起こってもおかしくは無いのです。
釈尊は「吸う息を吐くのを待たずして命は終わる」と言っています。命とは儚いものです。
一方、数億年前にこの地球上に生まれた生命の誕生から今に至るまでたまたま繋がれた命のバトンを受けて、私たちが生きていることはそれ自体がとても尊いことです。
明日はないかもしれない、しかし「有難い」命、今しか存在しません。
この貴重な今を今年も精一杯頑張って生きていきましょう。
道院長

日大アメフト部問題から考えるリーダーとは

日大アメフト部の問題って知ってるか?
おいおい、もう中学生ならニュースくらい興味を持とうよ。
 
アメフト部の部員が寮で大麻を使っていたそうだ。
それも複数人いるとのこと。
これで日大のアメフト部は廃部になるかもしれない。
 
これについてどう思う?
賛成だと思う人?
いや、部員が可哀想だろうって思う人?
先生(私)は廃部には反対だな。
 
本来、一番責任を取るべき監督がなんの責任も負っていないから。
成果はメンバーのもの、責任はリーダーのもの」なんだ。
 
私たちは「社会のリーダー」を目指して少林寺拳法を修行している。
リーダーとは厳しいものだけど、だからこそ楽しいんだ。
みんなもいつか必ずリーダーになってくれ。
しゅうれんふうけい

雲外蒼天 努力すれば叶うのか??

今日、藤井聡太さんが総理大臣顕彰をもらったそうだ。
その時、「雲外蒼天」って書いて渡したんだって。
 
これはね「どんな困難でも、努力して乗り越えたら青空がある」って意味らしいけど、私は嫌だな。
だってどんなに努力してもできないことって世の中たくさんある。
 
先生がこの歳で努力してバク宙ができるようになるか?ならないだろ?
 
だから、私は「雲外蒼天」の意味をね、こうとりたい。
今は曇り空の下にいても(苦しくても)、あの上は青空なんだ。
だから、今を諦めずにいれば、きっといつかは青空になる。
雲外蒼天

人が集う場としての道院

金曜日の修練に、先月あった消防の全国大会に出場した休眠中のT拳士が大会があった北海道の土産を持って顔を出してくれました!
 
小学生は現役の消防士が来たというだけで眼をキラキラと輝かせ、中学生以上は競技の動画を見せてもらって、競技の凄さにびっくりしていました。
 
他にも急性期病院の看護師さんが遊びに来ていて、とても賑やかな楽しい時間になりました。
 
四日市富田道院はただ少林寺拳法をするだけの場ではありません。
人が集い、語らい、人生を考え、明日からまた生きる糧を得る場です。
集合風景

少し涼しくなりましたね

今夜の四日市市は少し涼しいですね。
外から虫の鳴き声が聞こえてきます。

夏の間、ずっと頑張ってきた扇風機も今日は動いていません。

夏の終わり

修練をお休みします

暑い日が続いていますね。

今日(海の日)と次の月曜日(14日)の修練はお休みになります。

素敵な夏休みをお過ごしくださいね。

休止状況

道具に善悪なし 〜力愛不ニ〜

道具に善悪はないんだよ。

例えば「包丁」、便利だよね。
野菜切ったり、果物の皮を剥いたり。
でも、それを人に向けたら凶器だよね。

じゃぁ、「包丁」は「悪」なのか「正義」なのか?

道具そのものに「正義」も「悪」もないよな。
それを使う人次第なんだ。

アメリカでは「オッペンハイマー」って映画が話題になってる。
原爆を作らされた男の映画らしい。
「原子力」はちゃんと使えば大きなエネルギーを私たちに与えてくれる。
でも使い方次第で「大量殺戮兵器」になる。

だから「力」を使う私たちの「心」を正しく鍛えなくてはならない。

修練風景

 

黒帯を締める意味

先日、(一社)ShorinjiKempoUnityで実施された昇格考試で初段位に合格した拳士に允可状を授与しました。

有段者ということ自体は一般社会では何の意味も価値も持ちません。

むしろ一般社会の人から「さすが少林寺拳法の有段者だ」と言われるような立ち振る舞いをしなければなりません。

それには技術だけじゃダメ。
一般的な常識、マナー、知識、行動が求められます。
黒帯を締める(有段者である)という事の責任をしっかり自覚してください。

黒帯を取って(有段者になって)から初めて自分の修行が始まるのです。

まずは、その努力と結果におめでとう。