道院長のつぶやき
Shorinji Kempo

◇このコンテンツは少林寺拳法グループ関連団体についてのコンテンツです

自分と大切な人を護るために

物騒な世の中、自分の身と大切な人くらい自分で護りたいと思いませんか?

いきなり胸を掴まれたらあなたはどうしますか?

修練風景

最初からうまくできる人なんていない

今日はO拳士が初めての主座。
最初から上手にできる人は誰もいません。

まずはやってみることから始まります。

鎮魂行

修練後のアイス

修練あがりに道院長の差し入れのアイスを頬張りながら談笑。
 
学校の話、仕事の話。
こんな時間が大切です。
修練後

少林寺拳法ができなくても

高校生、体調が悪くて少林寺拳法の修練はできなくても顔を出しにきます。

体調不良で修練ができない副道院長と学校の悩み事を話し合っていました。

この後、彼は修練あがりの同年代と車座になって談笑して、スッキリした笑顔で帰って行きました。

あくまで少林寺拳法は主行であって、できなくてもいいんです。
道院に顔を出して、生きるエネルギーを充填して行けばいい。

私たちは人づくりをしています。

修練風景

嫌なことから逃げるな

嫌なことから「逃げ」てはいけない。
嫌なことから逃げると、いつまで経っても追いかけてくるぞ。

独りで「嫌なこと」に立ち向かえなんて言わん。
誰かの助けを使え。
誰かに「助けて」って言える様になれ。

熊だって背中を向けて逃げたら追いかけてくるぞ。
どうせ逃げるなら上手に逃げろ(笑)

修練風景

道院長インタビュー ~道院長の立ち位置~

Q.指導されているときに拳士から「先生、これはこうじゃないですか?」なんて突っ込みを言われていましたが、あれも意識されているんですか?

A.道院長って何もしなければ、勝手に祭り上げられて、拳士との間に開きが出てしまうんですね。

 そうなってくると拳士の状況が分からなくなってくる。そうすると指導もうまくいかない。

 なるべく拳士との距離を近く、近くにもっていくことによって「この子は今日何に悩んでいるんだろうか?」とか拳士の状況を把握することができる。

 だから、自分から拳士の近く、近くへ寄っていくようにしています。

 その結果としての「ツッコミ」じゃないですかね(笑)

道院長インタビュー

道院長インタビュー ~技術指導について~

Q.道院長が自ら技をかけられていましたが、意味があってやられていますか?

A.まず、私自身が技を見せて「こうだ!」って教えるだけの技術がないというのがひとつ。

 技をかけられることによって相手を誘導して教えることができるからですね。

 もう一つが少林寺拳法というのが「組手主体」、これは道院長と拳士の間でも一緒だと思うんですよ。

 「俺がお前を投げるのは気持ちいいが、お前に俺が投げられるのはかっこ悪いから嫌だ」

 では、本来の少林寺拳法ではないですよね。

 「私が技をかけたら、次はあなたがかけてね」

 道院長と拳士であっても「お互い対等な修行者ですよ」という気持ちでやっています。

 中学生なら中学生、小学生なら小学生、できるだけ目線を合わせて指導するように心がけています。

道院長インタビュー

道院長インタビュー ~法話のコツ~

Q.法話は難しい話題から身近な話題までされていますが、何か工夫をされていますか?

A.興味を持ってもらわないと聴いてもらえないですよね。

 四日市富田道院は法話を聴くのが大好きな子が多いんですよね。

 「あぁ、今日も先生オモロイこと言ったな」

 って思ってもらわないと、まずはコッチを向いてもらうことが大事。

 私、子どものころに某スポーツを習っていたんですけど、その時のコーチがいろいろお話しをするんですね、でも、子どもって面白くないから話しを聴かない。そうするとコーチが怒るわけですよ

「人の話しを聴くときは相手の目を見るもんだ!」って

 こっちは(そうかそうか、相手の目を見ればいいんだ!そうしたら怒られない)って思うわけです。

 じゃぁ、次からどうするか?

 コーチの目を見て、頭の中は別のことを考えるわけですよ。(今日のご飯なにかなぁ)なんて。

 話しの内容なんて何にも入ってきていない。それじゃ話す意味がない。

 ますは聴き手を引き込んで、そこからいろんな話しをしていく。これが一番大事だと思っています。

道院長インタビュー

道院長インタビュー ~法話の目的~

Q.何か目的をもって法話をしてるんですか?

A.法話は必要に迫られて始めただけなんです。

 突いたり、蹴ったりだけをしているだけでは子どもたちの悩みとか、大人の悩みとかに応えることができないんですよね。

 「先生、今日、学校で僕いじめられたんです」

 「そうか、それなら道院で突いたり、蹴ったりして気分転換しろ」

ではないですよね。

 そこから「生きるってなんだろう?」「人生ってなんだろう?」を伝えるには言葉で伝えていかなくてはならない。そんなところから法話を始めただけなんです。

道院長インタビュー

道院長インタビュー ~道院運営について~

Q.四日市富田道院をどのように運営したいと考えていますか?

A.何のために少林寺拳法を、四日市富田道院をやっているか?というところに重点を置いています。

 それには「目的」と「目標」と「手段」を普段から考えています。

 よく人間って「目的」と「目標」をごっちゃにしちゃうんですね。例えば「大会に優勝する」「昇段する」これは「目標」であって「目的」じゃないんですね。

 「目標」ってのは「目的」をかなえるための「手段」のひとつでしかないんですよ。

 じゃあ「目的」は何かって考えると開祖(宗道臣)の想いに辿り着くんですね。それは「人づくりによる国づくり」なんです。

 そう考えると「道院」ってとこでは突いたり、蹴ったりするはあくまで「道具=手段」であって、道院に人が寄ってきて、少林寺拳法の修業を通じて、法話を通じて教えることで「人づくり」をする場でありたいと思っています。

 そのためには「あそこ(道院)に行ったら先生が怖い、幹部拳士が怖い」ではなかなか人が来ないですよね?

 学校で叱られて、怒られて、仕事で叱られて、怒られて、それで夜になって道院に来て叱られて、怒られて、それで道院に来たいって人は誰もいないと思うんですよ。

 誰もが道院に来やすい雰囲気を作っていきたいと思って運営しています。

道院長インタビュー