Q.四日市富田道院をどのように運営したいと考えていますか?
A.何のために少林寺拳法を、四日市富田道院をやっているか?というところに重点を置いています。
それには「目的」と「目標」と「手段」を普段から考えています。
よく人間って「目的」と「目標」をごっちゃにしちゃうんですね。例えば「大会に優勝する」「昇段する」これは「目標」であって「目的」じゃないんですね。
「目標」ってのは「目的」をかなえるための「手段」のひとつでしかないんですよ。
じゃあ「目的」は何かって考えると開祖(宗道臣)の想いに辿り着くんですね。それは「人づくりによる国づくり」なんです。
そう考えると「道院」ってとこでは突いたり、蹴ったりするはあくまで「道具=手段」であって、道院に人が寄ってきて、少林寺拳法の修業を通じて、法話を通じて教えることで「人づくり」をする場でありたいと思っています。
そのためには「あそこ(道院)に行ったら先生が怖い、幹部拳士が怖い」ではなかなか人が来ないですよね?
学校で叱られて、怒られて、仕事で叱られて、怒られて、それで夜になって道院に来て叱られて、怒られて、それで道院に来たいって人は誰もいないと思うんですよ。
誰もが道院に来やすい雰囲気を作っていきたいと思って運営しています。