禅宗のお寺の入り口に「脚下照顧」と掲げられていることがあります。
単純に「履物を揃えなさい」という意味でしか捉えられないことが多いですが、私は「脚下(あしもと=今自分がいる場所)から、己を顧みなさい」という意味にとっています。
自惚れてもだめ、卑下してもだめ、自分の立っている位置を過不足なく客観的にみることはとても難しいことです。
しかし、自分の今いる場所を知っていなければ目的地には辿り着くことはできません。
目標に対して足りないところは足す努力をする、足すことができなければ他の方法を考える。
現在地と目的地が分かれば先に進む方法はいくつでもあるのです。
スヌーピーは自分が犬であって人間でないことを嘆いてはいません。
どういうことであれ現実を受け入れ、そこから始めなければ、一歩も前には進まないのです。
(画像引用:マイナビ)