最新の記事 | 四日市富田道院 | Page 24

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Shorinji Kempo

本山から取材に来ました

昨日は本山から道院取材に来ていただきました。
四日市富田道院がひとつの先進事例となるとのことですが、どんな仕上がりになるかとても楽しみです。

絵本読み聞かせ

少林寺拳法を始めてみませんか? ためになること編

少林寺拳法を始めてみてためになることは?

四日市富田道院でのアンケートでは、なんと「易筋行(少林寺拳)」よりも「法話」「仲間との会話、ふれあい」がためになるという結果です。

突いたり、蹴ったりすること以上の、人生においての価値がそこにあるということです。

気軽にお近くの道院、支部を覗いてみませんか?
きっと温かく迎えてくれます。

アンケート結果

少林寺拳法を始めてみませんか? 楽しさ編

少林寺拳法を始めてみませんか?

少林寺拳法を始めるきっかけは「精神修養」や「武道に興味があった」ですが、ではやってみて楽しかったことは?

四日市富田道院でのアンケートでは「仲間との会話、ふれあい」がトップ!
興味があった「武道(少林寺拳法)」をおさえて「法話」が第3位。

少林寺拳法と聞けば怖いイメージもありますが、それだけでは無い魅力がここにあります。
気軽にお近くの道院、支部を覗いてみませんか?
きっと温かく迎えてくれます。

アンケート結果

少林寺拳法を始めてみませんか? きっかけ編

少林寺拳法を始めてみませんか?
新しいことを始めやすい春、お近くの道院、支部を訪れてみてはいかがでしょうか?

老若男女、始めるきっかけはそれぞれ。
四日市富田道院でのアンケートでは、「精神修養」と「武道に興味があった」からと答えた人が多いですね。

個別の意見では
子どもたちが学校の宿題をしている。
みんなの顔を見るのが楽しい。
道着がいいなぁ、と思い欲しかったから
富田道院の雰囲気が良かった
子供を通わせたいから
体験のイベントに参加して
兄弟(姉妹)が通ったため
家族に勧められて

通うきっかけ

311によせて

今日がなんの日か知っているか?
(東北地震があった日)

そうだね、あれから11年が経った。
ここにいるほとんどの人はあの後に生まれた人だね。
先生は昨日のことのように覚えている。

大きな、大きな地震があった。
私はね、せめて君たちのような子どもが犠牲にならないように祈った。
でもね、実際はたくさんの子どもたちが命を落とした。

ところでA太君、この週末は何をするつもり?
(おばあちゃんの家に行く)
そうだね、亡くなったあの子たちも「明日は何をしよう」って思っていたんだ。
でもね、「明日」は来なかった。
なかには春に小学生になる子、中学生になる子だっていたはずだ。

大川小学校って知っているか?
地震直後に校庭にみんなで避難したんだ。
そこで何人かの子どもたちは大人に「津波が来るから高台に逃げよう」って言ったそうだ、だけど大人たちは判断を誤ってそのまま校庭に残り、子どもたちと一緒に津波に流されてしまった。

大人だって間違えるんだよ。
私だって間違いだらけだ。
だから自分の命を守るため、しっかりした判断力身につけてください。
力愛不ニと私はよく言う。この力は判断力でもある。
だから、しっかり学校の勉強もして、たくさんの人に会って、たくさんの経験をして判断力を磨いてください。

いいか?坊主のお経なんかじゃ亡くなった人は慰められない。
生きている私たちが亡くなった人のために唯一できることは、今を一所懸命に生きることだけだ。
泣いても、笑っても、怒ってもいい。
だけど、あの子たちが望んでも生きることができなかった今日を一所懸命に生きよう。

私たち金剛禅は死んだ人のために祈ることはしません。
だけど、一年に一度だけ、今日はみんなで祈ってください。

合掌、黙祷

本尊

修練を再開しました

まんえん防止措置が終了して修練を再開しました。
 
とはいえ、まだまだ感染者が多い三重県です。
感染対策(手洗い、非接触、短時間)をしっかりして、かつ、オンライン参座を併用しています。
 
手洗い
修練前後には必ず手洗いです。
 
修練風景
お互いに間隔をとって、まずは基本修練のみで再開しています。
 
オンライン参座
希望者にはオンラインでの参座を認めています。

蝶の羽ばたきが竜巻を起こす?

バタフライ効果って知ってる?
 
ブラジルで蝶が羽ばたくとアメリカのテキサスでトルネードを起こすかもしれないって。
すごいよね、遠く離れたところにいる蝶がパタパタとすると竜巻が発生するって。
ただ、これは本当に観測できたことじゃなくて、ほんの小さな変化が大きな影響をもたらすかもしれないってことなんだ。
 
ところで、ウクライナで戦争が始まった。
あれ、どう思う?
「遠くの国のことなんで分かりません」
では困るな。
 
蝶の羽ばたきで竜巻が起こるかもしれないって言っているのに、こっちじゃドンパチと戦争が始まっているんだ。
私たちの生活に、将来に影響が出ないはずがない。
 
「そんこと言われたって、僕たちじゃなにもできない」
それも困るな。
何もできないから何もしないでは、本当に何も起きないぞ。
何度も言うけど、蝶が羽ばたいたら竜巻が起こるかもしれなんだぞ。
私たちみんなが真剣に考えたら間違いない何かが起こる。
 
私たち金剛禅総本山少林寺は開祖の戦後の体験から始まった。
だからこそ戦争に無関心でいてはいけない。
蝶が羽ばたく

スポーツ(武道)は「良い子」を育てるか?

スポーツは「良い子」を育てるか?

結論から言えば「関わる大人による」

本来の少年スポーツ(広く武道も含む)は成長期における健全な心身形成を目的に行わなければならなりません。
しかし、多くの少年スポーツが大人(監督、父兄を含む)の勝利至上主義により歪められている現実があります。

単にスポーツ(広く武道も含む)を子どもにやらせれば「良い子」に育つものではありません。

刃物が使う人により便利な道具になることもあれば、危険な凶器になることがあるように、スポーツ(広く武道を含む)もそれを扱う大人により「良い子」を育てることもあれば、子どもの人生を狂わせることにもなるのです。

参考文献:著:永井洋一 スポーツは「良い子」を育てるか

修練風景

なにを目指しているのか

先生はね、みんなに少林寺拳法が上手い人になって欲しい、ケンカの強い人になって欲しいなんて思って指導していないぞ。

先生はね、みんなに「面白おかしく生きて欲しい」って思っている。

これね、簡単じゃないぞ。

まずは仕事がちゃんとできて、お給料をちゃんともらえないといけない。
「明日のご飯も食べられるか分からない」、では心配だらけだよな。
そんなことも気にせずに「今が楽しければいい」では、これはただのアホウだ。
「アリとキリギリス」の寓話にあるキリギリスよりも哀れだ。
だから、いつも「学校の勉強もちゃんとしろよ」「仕事が優先だよ」って言っているんだよ。

次に人間関係だ。
「人が悩む原因のほとんどは人間関係にある」と言ったのは心理学者のアドラー先生だ。
人間ってね、誰かと一緒にいないと生きていけない、だけど人と一緒にいることで悩むんだ。矛盾しているよね。
良好な人間関係を作れる様な生き方をしないとね。

そして、終わってしまった過去を思い出してくよくよしないこと。
どうなるか分からない将来を思い悩んでハラハラしないこと。
今、この時間を楽しみ、一所懸命に生きること。

これ本当に難しい。
先生って呼ばれている私だってできない。
だから、一生修行なんだよ。
金剛禅の主行たる少林寺拳法の修練を通して、みんなでずっと修行していこう。法話風景

努力は容易に人を裏切る

「努力は裏切らない」なんて嘘っぱちだぞ。
「勝ち」「負け」なんて「結果」だけを基準にしているなら「努力は容易に人を裏切る」。
勝負なんて時の運だからだ。

ただな、「努力しないと報われない」。
報われる人間は必ず努力をしている。

それはな「報われる」ってことが「結果」どうこうじゃないんだ。

努力する過程、一所懸命に頑張る過程自体が報われる、「幸せ」をくれるからだ。
これは本当だぞ、私が何度もそんな経験をしているからね。

だからな、結果に一喜一憂なんてせずに、今を一所懸命に生きよう。
その生き方が幸せなんだよ。奉納演武